プライバシーの保護
大量の個人情報流出や週刊文春の出版禁止などがいろいろと報道されているわけですが、それとはあんまり関係ありません。
これを書くのは山形大学の天羽氏と TAO PLAN21 の代表と名乗る日下部氏との間で不毛なflameがおきていたのを読んで違和感を感じたからです。
TAO PLAN21側の主張 (現在はホームページからは辿れませんが、ファイルが残ってます)
ttp://www.geocities.jp/taoplan21/mizusyoubai.htm
ttp://www.geocities.jp/taoplan21/sinsoukaimei.htm
ttp://www.geocities.jp/taoplan21/jikenkaiketu.htm
TAO PLAN21のホームページ
ttp://www.geocities.jp/taoplan21/
天羽氏の今回の件に関するページ
http://atom11.phys.ocha.ac.jp/front/note/note20.html
双方の主張の中でTAO PLAN21側の「Eメールのやりとりを無断で転載しこちらの名誉を傷つけ (jikenkaiketu.htm より)」という部分に注目したい。
つまりTAO PLAN21側は、天羽氏のサイトに掲載されているメールが、彼らが送信したものであることを認めているわけだ。
では、このようにメールの転載を行うことは是か非か。個人からのメールなら、同意なしに転載することは適切とはいえない。これは当たり前のこと。では、法人や組織を名乗って送られてくるメールについてはどうか。
組織対組織の情報交換では、外部に非公開として欲しい内容については予めNDA(秘密保持契約書)を取り交わした上で情報交換を行うか、そうでなくても他者に対して情報を漏らさないように同意を得るのが通常だから、プライバシー云々を言い出すのは間違っていると思う。
それでは、この TAO PLAN21 は法人(または何らかの組織)なのか、それとも個人なのかを考察してみたい。
ここで TAO PLAN21をGoogleで検索してみると、その中に http://dir.yahoo.co.jp/Regional/Japanese_Regions/Tokai/Gifu/Business_and_Economy/Shopping_and_Services/Environment/ というページがあり、ここには「TAO PLAN21 - 高山市 - サンフィールド。自然環境の改善法の提案。備長炭の販売。」と分類されていることが判る。
さらにTAO PLAN21のホームページに出ているメールアドレスを見ると "takayamajou@...." と書かれている。
よって TAO PLAN21 が個人ではなく何らかの組織だと推測できる。
それでは TAP PLAN21 が法人という前提で、あらためて天羽氏のページを読み返してみると、ずいぶんな内容のメールが送りつけられていることがよくわかる。
メールの内容、TAO PLAN21 側の主張ともに、天羽氏ならずとも「あまりに香ばしい」という印象を受けるのではないだろうか。