pslaboが試したことの記録

はてなダイヤリーからはてなブログに引っ越してきました

この日記は現在実行中の減量記録を含む個人的なメモとして始めましたが、最近はコンピュータやガジェット、ハック、セキュリティネタのほうがメインになっております。

iPad3のSIMロックに関する考察とSIM下駄による解除の試みはSoftbank版iPad3にiPhone用のSIM下駄を履かせてみるにいろいろ書いてます。

ポストした内容のカテゴリー分けがちゃんと出来てないので、過去記事を探したい方はお手数ですが検索で探してみてください。


プリウスのリコール問題を考える

私自身は、プリウスは持っていませんが、レンタカーではよく使います。レンタカー代はあまり高くないし、やはり燃費が良いです。満タン返しが基本のレンタカーでは、結構重要なポイントですね。

なので、今回のリコールは結構気になっていましたが、何がどのように問題なのか、今一つはっきりしない感じです。なので、自分なりに整理してみることにしました。

まず、今回のプリウスのリコールについて、トヨタのウェブサイトで開示されている情報がどの程度の内容か、と思って調べてみました。

トヨタのサイトでの、ハイブリッド車のリコールの情報がこれ。

2月9日発表のリコール情報について
(以下略)

TOYOTA CO JP 〜重要なお知らせ〜

ここでは、4車種のリコール情報が掲載されています。しかし4車種の内容はいずれも同等の内容で、さらに、ほぼ同じ内容が FAQ にも記載されていました。

Q:今回のハイブリッド車のリコール内容についておしえてください。
A:ABS(アンチロックブレーキシステム)の制御プログラムが不適切なため、ABS作動完了後の制動力がABS作動直前の制動力より低下することがあります。そのため、ブレーキをかけている途中に凍結や凹凸路面等を通過して一瞬だけABSが作動すると制動遅れを生じることがあり、そのまま一定の踏力でブレーキペダルを保持し続けた場合には運転者の予測より制動停止距離が伸びるおそれがあります。

Q:修理内容についておしえてください。
A:当該プログラムの修正を予定しております。

Q:修理までのあいだは、どうすればよいのですか?
A:滑りやすい路面や段差乗り越え等でブレーキをかける際には、注意して運転していただくようお願いいたします。万が一、運転中に上記現象が発生した場合は、ブレーキを踏み込みしていただければ確実にブレーキが効きますので、ご対応いただきますようお願いいたします。
ABSの作動は、雪路等すべりやすい路面では、ブレーキペダルを素早く、強く踏み続けることで、効果が発揮できますので、安心してご使用いただきますよう重ねてお願いいたします。

http://www.toyota.co.jp/jp/faq/toyota/recall.html


とりあえず、この内容でわかったような気もするけど、いまいちはっきりしない感じです。これについて、参考になる記事を2本3本見つけました。

トヨタの新型プリウスでは、回生ブレーキ中にタイヤがスリップしてABSが作動した場合、瞬時に油圧ブレーキに切り替えたうえでABSを作動させるという制御をしている。今回の不具合の原因は、油圧ブレーキに切り替える際、いったん下がっていた油圧を上げるので、ブレーキペダルを踏んで実際に制動が効くまで時間差が生じることだった。

 トヨタの調査ではその制動の遅れは0.46秒で(中略)ちなみにプリウスの前モデルでは、回生ブレーキ中にABSが作動すると油圧ブレーキに切り替わりつつ、ブレーキの制動力は電磁ポンプが担う仕組みになっていた。これにより、制動の遅れは0.4秒(中略)リコールによる修理は、制動力を前モデルと同じ電磁ポンプに戻すという処置になる。

EMF 日経BP環境経営フォーラム

20km/h程度からの緩やかな減速で、途中1mほどの凍結路面を通過する状態を例に説明を行った。この場合、減速中に凍結路に乗ることでタイヤがスリップし、ABSが作動するが、この時、通常のABSとの変化が現れると言う。
(中略)
また、たとえば段差を乗り越えた瞬間などでも、一瞬タイヤが宙に浮くような形となり、ABSが作動することがあり、その場合、グリップが復活した後の制動力が、メカニカルの油圧による低いものに切り替わるため、ブレーキの効きが弱くなったと言う声につながったのだろうとした。

Car Watch トヨタ、「プリウス」のリコールに関する記者会見

A君:もう一度繰り返せば、運転者としては、ABSが作動するようなパニック的な急停止をしないことが、最良の安全策である。

B君:二代目までのプリウスの大多数のオーナーは、恐らく、運転も安全運転型であったと思われる。
 車の燃費を稼ぐには、ハイブリッド車に限った話ではないが、ブレーキをなるべく使わないで走る、特に、急ブレーキは御法度だ。これを経験的に知っているのが、これまでのプリウスオーナーだった。

A君:しかし、三代目は、余りにも売れすぎた。場合によると、余り燃料を食わないから、車を飛ばすために買うというプリウスオーナーもいるように思えます。しかも、ハイブリッドの動作機構には感心がなく、インサイトとどちらが運動性能が良いかといった、昔からの車論議だけに感心があるプリウスオーナーも増えただろうと思います。

C先生:今回のABSの不具合によるリコールは、その全貌が未だに見えないので、断定することはいささか危険ではあるのだが、ハイブリッド車の発展過程で必然的に起きることの一つのように思える。

プリウスなどリコール 市民のための環境学ガイド

うん、だんだんはっきりしてきた気がします。整理すると、こんな感じでしょうか。(あんまり整理できてない気もしますが)

  • 新型プリウスでは燃費を向上させるため、回生ブレーキを、より積極的に使うようにしている。
  • エコカー減税等により、プリウスの購入層が、イノベーターやアーリーアダプタだけでなく、アーリーマジョリティにも広がってきた。
  • イノベーターやアーリーアダプタプリウスオーナーは、燃費を稼ぐための運転を心がけているが、アーリーマジョリティは、必ずしもそうではない。
  • 購入層が一般に広がったことで、結果的にABSが作動するケースが増えているはず。
  • 旧型プリウスに比べると、新型プリウスABS作動時の挙動がイマイチだし、旧型プリウスも一般車に比べるとイマイチ。
  • ABS絡みのトラブルが露呈しやすくなった。
  • 都会の一般道では問題は出にくいが、凍結路や段差でABSが作動し、問題となる。


最後に気になるのはリコールの結果、燃費が変わるかどうか、です。しかしこれは心配なさそう。ABS非作動時のブレーキ動作は基本的に変わらないはずですから。