pv と dd を組み合わせて進捗や残り時間をリアルタイムに知る。
dd の進捗状況を知る方法といえば signal を送る方法が基本ですよね。
しかしこれは直感的じゃないから不便。
そこで、pv (Pipe Viewer) を使って以下のように実行すると、プログレスバーや経過時間、残り時間予測が出て便利ですよー。これは Raspberry Pi 向けの Raspian を SD カードに焼く処理の実行例。これだと書き込み速度が毎秒12.9MB/sで残り時間が3分10秒とひと目で分かる。
$ pv 2015-02-16-raspbian-wheezy.img | sudo dd of=/dev/rdisk2 bs=1m 701MiB 0:00:55 [12.9MiB/s] [========> ] 22% ETA 0:03:10
Mac な方は例えば "brew install pv" のようにすればOK。(brew の環境を作ってない方は、先に brew を入れておくこと)
CentOS/RHEL なら epel リポジトリあたりを有効にしておいて "yum install pv" です。
dd に限らず、その他の処理でも "cat [対象ファイル] | [何かの処理] | [何かの処理] > 出力結果" みたいな流れの処理は 、cat を pv に置換するだけでプログレスバーや経過時間、残り時間予測が出せるわけです。