Windows10 で bash が使えるなら、Mac を選ぶ理由が確実に減る
Windows10 Insider Preview で、Insider レベルを fast にすれば bash (Windows Sysbsystem for Linux) が使えるわけですが、これの出来栄えがもう少し良くなったら、自分のPCはMacじゃなくてもいいかなあ、と思うようになりました。
以下のスクリーンショットは bash を2つ動かして、Raspberry Pi に ssh で接続しつつ、別のウィンドウでも ssh で RasPi に接続して、vim で awk のファイルを編集している状況です。
表示が少しおかしいところもあるけれど、まあまあ使えてます。
やっていることは ssh で別ノードに接続しているだけだから bash およびその環境をあまり使ってはいませんが、find, grep, sed, awk, perl, vim みたいなのが普通に動くというのはわりとありがたい。そんなのは cygwin でも Gnu on Windows でも良いのですが、環境を適切にメンテするのは案外面倒くさいです。
しかし ssh が普通に使えて、文字コードやエスケープシーケンスが普通に通る環境がOS標準の機能として提供されることは、案外大切なことだと思うんです。そしてその基盤としてネイティブな bash が使える。つまり、バッチファイルやPowerShellではなく、シェルスクリプト等が使えるということがとても大事だと思う。
でも、マイクロソフトが現在開発中のSSHで同じことをやろうとすると、コマンドプロンプトの文字コード問題にひっかかってしまったり、あるいは ssh 接続時の termcap が dumb になってしまうなど、微妙に都合が悪いのです。しかし Ubuntu on Windows の bash で作業する限りは、そういうことはなさげ。
そうすると、少なくとも、自分が普段やりたいことは、たぶんこの環境で普通に行えそう。だから、もう Mac じゃなくていい。
ただし Windowsはフォントレンダリングが汚い問題が残っているので、相変わらず Mac も使い続けるとは思います。
もし、フォントレンダリングの問題も解決したら、少なくとも、仕事用の環境は Windows でもいいやと思えます。
Insider Preview としてこういうのが気軽に試せるので、Window10 はオモロイです。