VMwareの仮想ディスクをゲストOS上から圧縮する
最近のVMware Toolsにはこの機能がないなあ、と思っていたら、どうも本当に無いらしい。
その代わりにVMware ToolsをインストールしたゲストOS上でコマンド実行するようです。これに関するVMwareのドキュメントはこちら。
http://www.vmware.com/pdf/vmware-tools-cli.pdf
Qiitaのこちらの記事も参考になります。
qiita.com
実行時の注意点は「スナップショットがあると利用できない」という点です。だから主な用途は「一番最初のスナップショットを取る前のディスクを最小化したい」という目的での利用になるのではと思います。
というわけで、圧縮方法だけをとりあえず引用してみる。Windows, Linux, Mac のいずれでも圧縮できるのは有難い……けど、実行するコマンド名が微妙に違うのはどうにかならんかったのかと小一時間問い詰めたい。
・ゲストがWindowsの場合
C:\Program Files\VMware\VMware Tools\VMwareToolboxCmd.exe disk list
C:\Program Files\VMware\VMware Tools\VMwareToolboxCmd.exe disk shrink C:\・ゲストがLinuxの場合
sudo vmware-toolbox-cmd disk list
sudo vmware-toolbox-cmd disk shrink /・ゲストがMacの場合
sudo /Library/Application\ Support/VMware\ Tools/vmware-tools-cli disk list
sudo /Library/Application\ Support/VMware\ Tools/vmware-tools-cli disk shrink /
ちなみに、圧縮はVMware Workstation ホスト側からの操作でもできるっぽいです。
仮想マシンの設定画面でハードディスクを選ぶと、ディスクユーティリティとして「デフラグ」や「圧縮」の機能がありますが、前述の操作で行う圧縮は、たぶんこれと同じかもしれません。
ただし、ゲスト側から行う場合と、ホスト側から行う場合では以下の点が違います。
ゲスト側から行う方法 = 作業中も他のゲストOSを操作可能。
ホスト側から行う場合 = 他のゲストOSの操作画面に切り替えられない。(リモートデスクトップや sshd なら操作できるかもしれんけど)
また、Linuxで open-vm-tools をインストールした場合にどうなるかは未検証です。