東久邇宮記念賞?東久邇宮文化褒賞? 東久邇宮国際文化褒賞? ナニコレ?
野口医学研究所の推奨品を見ていたら、とある水素水関連のサイトで「文化褒章を受賞した」というフレーズが出てきたので調べて見たら、東久邇宮記念賞、東久邇宮文化褒賞、東久邇宮国際文化褒賞というキーワードが出てきました。
しかし、そもそも論でいうと、日本で国からの勲章、褒賞は「大勲位菊花章、桐花大綬章、旭日章、瑞宝章、文化勲章、宝冠章」「紅綬褒章、緑綬褒章、黄綬褒章、紫綬褒章、藍綬褒章、紺綬褒章」だけなのです。
勲章の種類及び授与対象 : 日本の勲章・褒章 - 内閣府
褒章の種類及び授与対象 : 日本の勲章・褒章 - 内閣府
したがって、文化褒賞というのは、上記の勲章や褒賞と異なります。このネーミングは、文化勲章 と似て非なる、とても紛らわしいネーミングと言えるかもしれません。
さて、これらの東久邇宮xxxxという賞については、以下のページがオフィシャルな情報の模様。
東久邇宮記念賞 - 東久邇宮記念会本部・特許管理士会本部事務局・全国発明大会実行委員会
東久邇宮文化褒賞 - 東久邇宮記念会本部・特許管理士会本部事務局・全国発明大会実行委員会
東久邇宮国際文化褒賞公式ホームページ
東久邇宮記念会 は jimdo.com にホスティングしているという残念な状態。せめて独自ドメイン取りましょうよーと言いたい。東久邇宮国際文化褒賞は独自ドメインで運用しているようだけど、.org というのはイマイチですね。公的なものは or.jp などのように取得に審査を伴うドメインで運用してほしいかも。
そしていずれの賞も本来の趣旨を調べてみると、趣旨自体はおかしくない気がする。
だけど、現実問題としてはモンドセレクション的な箔付けのために使われているケースが案外ありそうな感じがします。
Googleの検索フォームに「東久邇宮文化褒賞」と入力して [SPACE] を押すと、続くキーワード候補に「詐欺」というタームが出てくるような状況なので、ヤバい感じしかしない。
うーむ、もうちょっと調べてみようかなあ。