pslaboが試したことの記録

はてなダイヤリーからはてなブログに引っ越してきました

この日記は現在実行中の減量記録を含む個人的なメモとして始めましたが、最近はコンピュータやガジェット、ハック、セキュリティネタのほうがメインになっております。

はてなダイヤリー時代はカテゴリ分けが適当だったのですが、これはそのうち直します。


RADStudio/Delphi/C++Builder向けの仮想マシン容量を節約するためにNTFS圧縮してみる

今時の開発環境は仮想マシン上にセットアップすることが多い訳ですが、マルチプラットフォーム向けの開発環境では、RAD Studio/Delphi/C++BuilderでもXamarinでも、ディスク使用量が大きいことが悩ましいです。

たとえば、手元の環境でRAD Studio をフルフルにインストールした手元の環境では、ディスクをコレくらい消費します。

f:id:pslabo:20170510101535p:plain

これはつらい。

そこで、NTFS圧縮をピンポイントで設定して、ディスクの空きを増やすことを試みてみます。

実施後の状態はこんな感じ。おお、なんと空き領域が20GB以上も増えました。

f:id:pslabo:20170510101551p:plain

違いをもう少し掘り下げてみる。

何がどのように変わっているかというと……NTFS圧縮を適用する前はこんな状態。 f:id:pslabo:20170510101603p:plain

NTFS圧縮をかけたらこんな状態。 f:id:pslabo:20170510101609p:plain

つまり、Program Files の下と users/public/documents の下が随分減ったわけですね。

実際にやったこと

安直な方法は C: 全体にNTFS圧縮を適用することですが、これはやめました。

そしてこんな感じで圧縮してみました。なお、compact.exe /compactos:always は Windows10 で利用できるオプションです。

compact.exe /compactos:always
compact.exe /C /S:"C:\Program Files (x86)\Embarcadero" /I
compact.exe /C /S:"C:\Users\Public\Documents\Embarcadero\Studio" /I
compact.exe /C /S:"%HOMEPATH%\Documents\Embarcadero" /I

この設定によるリスクは?

一般論としてNTFS圧縮はデータベースのデータ保存領域には適用しないほうがよいです。データベースが壊れるという事例がググるといろいろ出てきます。

また、ビルドの速度は落ちるはずですが、厳密には検証していません。

ここらへんのリスクを自己責任として許容できるなら、試してみるのもよいかと。