Windows10のエディションとブランチ(チャネル)を整理してみる
Windows10のエディションやブランチを改めて調べてみたら、ずいぶんイロイロありすぎたので、自分の理解できている範囲で表にしてみた。
ちなみに今はブランチではなくチャネルというのだけど、CB, CBB に対して Semi-annual Channel(Targeted), Semi-annual Channel という言い換えは実に分かりづらいので、ここではあえて CB, CBB, LTSB などの旧表現を用いています。
また Windows10 Mobile / Mobile IoT は表に含めていません。これらに対する新規の開発は終了となったのでサポートだけが提供される状況なので、表に書き加える意味はなさげ。
自分なりにまとめただけなので、内容の正確さについては保証しません。うのみにしないでください。
エディション | 対象ユーザ | 特徴 | CB | CBB | LTSB |
---|---|---|---|---|---|
Home | 一般コンシューマー | 一般コンシューマー向けにWindows10の基本機能だけを提供する。 | ○ | ✕ | ✕ |
Pro | 一般コンシューマーや法人向け | ストレージ暗号化、ドメイン参加、Hyper-Vなどが利用できる | ○ | ○ | ✕ |
Pro for Workstation | 一般コンシューマーや法人向け | ProよりもCPU数やメモリ上限が大きい | ○ | ○ | ✕ |
Enterprise E3/E5 | 企業向け | Proの機能に加えてセキュリティ強化、アプリケーション仮想化、Windows Storeの管理機能などが追加されている | ○ | ○ | ✕ |
Enterprise LTSC | 企業向け | Enterpriseをベースとするが機能アップデートが提供されない。ミッションクリティカルな用途や組み込み向け | ✕ | ✕ | ○ |
Education | 教育期間向け | Enterprise + 教育期間向け管理機能 | ○ | ○ | ✕ |
Pro Education | 教育期間向け | Pro + 教育期間向け管理機能 | ○ | ○ | ✕ |
IoT Core | 組み込み向け | シングルボードでのIoTゲートウェイ利用など。ターゲットとなるシングルボード向けのOSイメージが無償で利用できる。 | ○ | ✕ | ✕ |
IoT Core Pro | IoT Coreの有償版。OSイメージは自分でカスタマイズしてビルドする。 | ✕ | ○ | ✕ | |
IoT Enterprise | x86での組み込み向け | 従来の Embedded 版の後継。IoT + x86 + Lock Down | ✕ | ○ | ○ |
S | 教育機関向け | Pro - 通常アプリの実行不可 | ○ | ○ | ✕ |
✕ |
Windows 10 Enterprise in S mode は、今後、Home, Pro などでも設定可能になるようなので、表からは一旦けしました。