pslaboが試したことの記録

はてなダイヤリーからはてなブログに引っ越してきました

この日記は現在実行中の減量記録を含む個人的なメモとして始めましたが、最近はコンピュータやガジェット、ハック、セキュリティネタのほうがメインになっております。

はてなダイヤリー時代はカテゴリ分けが適当だったのですが、これはそのうち直します。


新しい創傷治療

夏井 睦先生が推進する、「閉鎖療法」という創傷治療に関するページです。


 下記に述べることは正しいことだろうか? 正しい項目に○をつけて欲しい。

  1. (裂傷,挫傷,縫合創,熱傷,褥瘡など・・・)は必ず消毒する。消毒しなければいけない。
  2. 傷は消毒しないと化膿する。傷が化膿しないように消毒している。
  3. 傷が化膿したので消毒する。
  4. 傷にはガーゼをあてる。
  5. 傷は濡らしてはいけない。縫った傷は濡らしてはいけない。
  6. 痂皮(カサブタ)は傷が治るときにできる。痂皮ができたら傷が治る。

従来の常識では全て○だと思いますが、夏井先生はこの全てが「誤り」であるとバッサリ切り捨てています。


 正しい知識は次のようになる。

  1. 傷は消毒してはいけない。消毒は,傷の治癒を遅ら妨害しているだけの無意味で愚かな行為である。。
  2. 消毒しても傷の化膿は防げない。傷の化膿は別のメカニズムで起こっている。
  3. 化膿した傷を消毒しても,治療効果は全くなく無意味である。
  4. (特に皮膚欠損創)にガーゼをあてるのは,創治癒を遅らせる行為である。
  5. 傷はどんどん洗ったほうが良い。傷の化膿の予防のためにも,治癒を促進させるためにも最も効果がある。縫合した傷も洗ってよい。
  6. 痂皮は傷が治らないときにできる。痂皮は創治癒がストップしているからできている。痂皮は創治癒の大敵である。

これらは、従来の常識では×とされるであろう行為だと思います。
最初は、なんだそりゃ、と思うのですがこのサイトを読み進んでいくと、確かにこのとおりかもしれない、と感じます。

しかし、このサイトはボリュームたっぷりなのと、医療従事者を前提としたページもあるためか、全部読むのは大変です。また、実際の創の写真もあるので苦手な方も多いと思います。

なので、とりあえずここを見ようというページでは閉鎖療法の実践について要点を絞って書かれていますので、まさにここから読んでみるのがよいかもしれません。