電話番号はMNPしつつ、docomoのメールアドレスは残すという誰得な実験
※この方法は旧料金プランの時に実施した方法ですので、最近の料金プランでのコストメリットについては検証しておりません。
正直、いまどきキャリアメールなど不要になりつつあるのですが、それでもガラケー only な方が知り合いにいると、キャリアメールでしか連絡が取れない場合があります。
その知り合いとの連絡手段としてキャリアメールを維持しつつも、携帯料金のコストを下げるためにMNPする、という手法を考えてみました。この手法は現状の月額料金が3100円を超える場合(たぶん、パケホーダイ等を契約している場合)に有効です。
個々の手続きは複雑なものではありませんが、通常はあまり行わないであろう手続きであるため、ドコモショップの窓口で1時間くらい拘束されるだけの覚悟が必要です。
まず、事前に以下の端末を準備します。
- 2in1 対応のiモード端末(必須)
- SIM free iPhone4/4S またはその他の docomo ブランドではない SIM フリー端末 (必須ではないが、これが有ると事務手数料が3千円減る)
そして手順はこんなカンジで進みます。
2in1で電話番号を増やす。元の番号をA、追加した番号をBとします。
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A番号とB番号のメールアドレスを入れ替えます。この作業は2in1対応のiモード端末が必須です。
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B番号をFOMAの通常契約に切り替えます。docomo用語では一般化と言うそうです。通常契約のメニューはタイプシンプルあたりが良いでしょう。そしてiモードとSPモードは両方つけてもらう。これでメールアドレスの維持完了のはず。
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iモードメールとSPモードメールのアドレスを切り替えて、さらにドコモメールを利用開始すれば、もともとはiモードメールだったアドレスをマルチデバイスで使えるようになります。
なお、B番号の一般化のときにSIMフリーなLTE非対応端末(iPhone4/4Sあたり)を持ちこめばバリュープランで契約可能です...が、この方法は店員が把握していないケースがあるそうです。
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SIMフリー端末を持っていない場合はXiタイプ2ねん+SPモードにします。
で、最後にA番号を普通にMNPでポートアウトすればよい。
ここまでやると、MNPで持ち出した番号をSIMフリーiPhoneに挿しつつ、ドコモ契約で維持している @docomo.ne.jp なメールを使えるという誰得な環境が完成します。
ちなみにこれやると手数料が5〜7千円くらいかかります。内訳はこんなカンジ。
MNP転出 = 2千円
B番号の一般化 = 2千円
FOMA→Xiへの切り替え = 3千円
なので、普通の方には全くおススメできません。
で、月額のコストはこんなカンジ。
タイプシンプルバリュー+iモード+SPモード = 1,043円
みおふぉん(IIJmio 音声通話つき) = 2,052円
docomoでiPhone5Sを普通に保持すると、Xiパケホーダイライトの場合でも月額6000円近い費用が発生しますから、それを考えると半額程度には下がる計算ですね。