Raspberry Pi に USB HDD をつないで動画視聴とかDLNAとか。
これは作業準備のためのメモ。
やりたいことはこんなこと。
- HDDに保存した動画コンテンツを Raspberry Pi 上の Kodi を使ってカーナビで視聴したい。このときに Raspberry Pi をHDMIで利用すると後席用モニタに映像が出ないので Raspberry Pi からはアナログで出したい。
- 車内にWiFiアクセスポイントがほしい。これはスマートフォンをKodiのリモコンにするためと、AirPlay経由でiPhone/iPad内の動画や音楽をKodiに流してカーナビで再生するため。単体のアクセスポイントを付けてもよいのだけど、どうせならこれもRaspberry Piにやらせてしまえばよい。この場合の要件だが、デフォルトゲートウェイとDNSサーバの情報はDHCPから配布しないことが大切。これらの情報を配布するとiPhoneはWiFi側を優先的に使おうとするのでインターネット接続が一切できなくなる。だからこれらの情報を配布してはだめ。
- 自宅に一式を持ち込んだ場合は自宅無線LANに接続して DLNA サーバとして使いたい。ただしこれは有線LANでも構わないといえば構わない。
- コンテンツの更新は Macbook に直付けして行いたい。
方針
安直なのは WiFi 接続可能な 2.5inch HDD を調達すること。しかしこれはどうも微妙。WiFi対応のHDD で既存のアクセスポイントに収容できる製品が見つからない。ましてやアクセスポイントとクライアントを無操作または簡単な操作で切り替えというのはどうも無理っぽい。
よって存在しないものは自作するしかないので、要件を満たす構成を Raspberry Pi + USB HDD の組み合わせで作ることにする。この場合の懸念事項は電力供給だけど車載用のUSB電源は Anker のシガーから4ポートUSBを取れる製品をつけてあるので電力供給に問題は出ないと思いたい。
Raspberry Pi については、OS は OSMC にする。UI が raspbmc とは若干変わったようだけど、本質的な違いは無い筈と思いたい。OSMCはWiFi周りの設定がraspbmcとは違うので、当面は raspbmc ベースでいきます。またRaspberry Pi 向けのMPEG2コーデックを購入しておきます。これがあると MPEG2 再生時のCPU負荷は半減し (100% → 50%)、フレームレートは最大6倍(10fps → 60fps) に改善します。
とりあえず関連しそうなネタを拾ってきました。
Raspberry PiにHFS+フォーマットのUSB-HDDをmount
RaspbmcはこんなことしなくてもHFS読めた。
Raspberry PiでUSB外付けHDDの回転を自動で止める
RaspberryPi Wifi APを使った無線ルーターの設定
Raspberry pi (b+) で、DLNAサーバを作ろう!
Raspberry Pi2にOSMC入れてKodi(旧:XBMC)日本語化するまで
OSMCはこの方法で確かに日本語化できるけれど、WiFiのAPにするための設定が Raspbmc の時とはどうも違うのでOSMCは一旦断念。当面は Raspbmc ベースで使おう。
あとは /etc/fstab にて readonly 指定しておけばベターだと思う。というか、これをやらないと車載用としては危なくて使えん気がするし。これは要らんかった。RaspbmcではHFSやNTFSはread onlyでマウントされました。