汎用的な作業用のベースとなるWindows環境を仮想マシンで作る時の作成メモ
仮想マシンをセットアップするときは、汎用的に使える状態の環境を作りこんだうえでスナップショットをとっておくと、とても便利ですよね。いろんな検証環境を作りたいときに、そのスナップショットから分岐して環境を作れば作業の手間が省けます。
だけど、必要な構成を漏れなく盛り込むのは意外に大変なので、自分にとって予め行っておきたい環境構築作業を並べてみました。
VMの設定ファイルでの調整が必要な項目を設定しておく
Host側のリソースが潤沢な場合はガンガン使って欲しいので、そのためのチューニングを施しておく。
ホスト側にGoogleドライブの同期アプリを入れておく
これを行なっておくと、別の物理PCとの間でのファイルやり取りが楽になるわけですが、そのこと自体はGuest側の作業効率にはあまり関係がない。しかし、次の項目と組み合わせると、とても使い勝手が良くなる。
VMwareの共有フォルダ機能で、ホスト側のGoogleドライブフォルダを共有しておく
これをしておくと、他の物理PCで作成編集したファイルをGoogleドライブ経由でVMware Guest側と共有したり、あるいはVMware Guest側で編集したものを別機材で使う、という作業がシームレスに行える。
また、この方法でGuest OSからHost OSのGoogleドライブフォルダをマウントする分には実体は1つだけだからストレージの過剰消費も起こらない。
個別のGuest OSでGoogleドライブクライアントを動かすと「GuestOSの個数 x Googleドライブのusage」のストレージが消費されるので辛いのだけど、そういうこともないので、これは本当にオススメと思う。
Googleドライブ内には、各環境で使用する Portable なツールを入れておく
汎用的に使いたいツールの Portable Version を入れておくと個々の環境で個別インストールしなくて済むので作業が捗る。
例えばこういう類のもの。
リモートデスクトップ接続は有効化しておく
リモートデスクトップを有効にしておくと、その仮想PCを他の物理PCから操作しやすくなるので、これは案外大事。Windows HomeはRDPがないけど、その場合は仮想PCのVNCを有効にするのでも良い。
.NET Framework 3.5 はインストールしておく
これを要求するソフトがあるから、あらかじめ入れておく。同様の理由により、VCのランタイムも入れておくと良い場合もある。
標準的に使いたいツールを入れておく
- Google Chrome といくつかの拡張機能
- Wireshark
- netcat
- telnetクライアント(Windows標準のやつ)
ncがあるならtelnetクライアントは不要のような気もしますが、手が覚えてしまっているので、これは自分にとっては案外外せない。
追加フォントをいれる
Ricky とか noto hans san とかの類をいれておきます。
OS インストール時点での最新のパッチを当てておく
これはコメント不要。
ここまでを作り込んでおけば、自分の場合は概ね不都合なく使えます。