1ヶ月遅れだけど免税店が中国人ツアー客に野口医学研究所のサプリメントを不適切な説明で販売としてNews ZEROが報じた内容をチェックした
このブログでは不定期に野口医学研究所や、その他の野口英世の名前を使う組織のことを取り上げています。
さて、先月のブログのアクセス解析データを見たら8月2日のアクセス数が普段の2倍を超えていたので、なぜだろうと思って調べたら、どうもこの日に News ZERO で 「大型免税店で血液がサラサラになるとの触れ込みで販売されている高額なサプリメントが、実はその成分を含んでいないものだった」みたいな話が報じられていた模様。
そして、そのサプリメントが野口医学研究所のものであり、 その免税店は中国人のバスツアーの経由地にも含まれていて、免税店到着の前に「日本人は健康だから病院はガラガラだ」とか1000円札を見せつつ「日本のお札には有名な細菌学者の野口英世が肖像として使われている」などの説明がなされていたらしい。
そして免税店に到着すると、野口英夫の肖像写真と共に、野口医学研究所のサプリメントがあり、それの効能が宣伝される、という流れ。
なるほど、それの流れで過去の野口医学研究所関連の記事への流入が多かったわけだ。
では、どんな内容だったのかを今更ながら追いかけてみることにしょう。
さて、まずは本家の野口医学研究所のウェブサイトに出ている本件への説明。 http://www.noguchi-inc.com/news/?cat=service&no=29
ま、この説明は可もなく不可もなく、こういう場合の普通の文章ですね。
では、免税店のほうはどうかというと、野口医学研究所とJTCが共同開発した製品というのがこちらに出ている。 http://www.noguchi-inc.com/premium/index.html
そしてJTCは日本国内で免税店を運営する会社である。 http://groupjtc.com/japanese/
レコードチャイナの記事にもJTCの名前が出ているので、今回の件もおそらくはJTCの免税店なのだろう。(ただしこの記事には野口医学研究所の名前は出ていないが) www.recordchina.co.jp
ただしJTCのウェブサイトでは今回の件は一切触れられていないようだ。それは果たして適切な対応と言えるのだろうか。
では、実際の報道内容はどんな内容だったのかと思って調べて見たら Youtube に動画が上がっていた。 www.youtube.com
うーん、これはずいぶん野口英世推しな感じで免税店で販売している感じですねえ。
こういうのはとても不誠実な売り方のような気がします。
なお、この番組で紹介されていたJTC直営の通販サイトはたぶんこれ。納豆Aと紹介されていた商品は best hot item という形で紹介されているようです。 http://everyshop.jp/
ところで、実はJTCについては昨年(2016年)の2月にこのブログで取り上げていましたので、そちらもお読みいただくとよいでしょう。
ま、とりあえずの感想としては、今回の報道では、自分にとってあまり目新しい情報はないかなあ、という感じです。とはいえ免税店の中に日本人が入ることは難しいので、それが見れたのは興味深いです。