テレビやエアコン、照明器具を自動コントロールするためにSwitchBotを導入する
スマートリモコンがあるといろいろ便利になりますが、なにがどのように便利になるかは、案外イメージしづらいような気がします。
実は1年前から自宅にSwitchBot製品を導入し始めたのですが、自分的にはとてもニーズに合っていたので、使用感を含めてまとめてみようと思いました。
自分がやりたいと思っている制御
基本的には、こういうことを実現したいと考えていました。
- 帰宅したら音声コントロールで部屋の照明やテレビを自動でつける
- 部屋の照明を朝の起床時につけて家を出る時刻に自動で消す
- 帰宅前に室温が暑すぎたり寒すぎたりしたら自動でエアコンを点ける
- 防犯対策として、長期不在のときに指定時刻で照明をOn/Offして、在宅のように見せる
SwitchBot導入前に買っていたデバイス
2018年6月までに以下の組み合わせを揃えていました。
- eRemote mini の海外版
- TP-Link スマートプラグ HS105
- Amazon Echo dot
- Kindle FireHD 10 (2017年モデル)
eRemote miniは赤外線リモコン対応機器を操作するためのスマートリモコンで、比較的早い時期にスマートリモコン導入を考えた方の選択肢の一つだったと思います。 TP-Linkは壁コンセントと機器の電源ケーブルの間につけるタップ型のスマートプラグで、機器のOn/Offが制御できます。これはエアコンを使うまでもない時期に換気扇のOn/Offで空調コントロールをさせることを考えて導入しました。
ただし、この組み合わせは、最低限の要件が満たせるだけでした。当然、個別のデバイスは制御できますが、タイマー連動させるのがやりにくい。
さらにeRemote mini で温度センサー連動させようとすると、単体のセンサーのお値段が高価すぎるし、温度センサーを内蔵した上位モデルのeRemoteはリモコンの場所の温度は測れるけど、どちらかというと温度調整したい場所の温度を知りたいので、センサー一体型は必ずしもニーズに合わないような気がしました。
また、そもそも eRemote mini の海外版を購入費用をケチって買っていたので、アプリを日本語で操作しようとすると、海外版は操作できないとか、本質的ではない問題もあって、この組み合わせはイマイチだなあと考えていました。
なぜ、Switchbotに変えることにしたのか?
もっとも大きい理由は「物理スイッチでしかOn/Offできない機器を制御したい」というものです。
今の自宅で使っている照明器具はリモコンがなく、壁スイッチでのOn/Offか、または引きひもを引っ張る必要があります。しかしSwitchBotスイッチは壁スイッチをOn/Offできる仕組みがあるので、照明器具を買い換えることなしに操作できます。
そしてSwitchBotスイッチ単体ではBluetoothでの制御に対応していますが、AlexaやGoogle Homeなどとの対応をさせるための装置としてSwitchBot HubやSwitchBot Hub Plusが用意されていました。この2つの違いは、スマートリモコン機能の有無です(なお、2019年夏以降に、SwitchBot Hub Plusの外形をシンプルにしてライト機能を廃止して価格もお安くなったSwitchBot Hub miniがリリースされているので、これから買うならSwitchBot Hub miniでよいと思います)。
そこで SwitchBotスイッチと、スマートリモコン機能を持つSwitchBot Hub Plusをます購入して、壁スイッチによる照明の制御ができるようにして、テレビのOn/Off、エアコン制御を eRemote mini からリプレースしました。
この時点で実現できていないことは、温度に応じたエアコンの連動操作だけです。
2019年にSwitchBotから温湿度計、スマートプラグが順次リリースされたので追加購入した
SwitchBotスイッチとSwitchBot Hub Plusだけでは温度制御が行えないものの、壁スイッチ軽油の照明制御ができるようになったので、これだけでも相当に満足していました。
しかし、温湿度計とスマートプラグが2019年になって順次リリースされたので、こちらも早速導入しました。
これで、自分がやりたいと思っていることは、すべて実現できるようになりました。
温湿度計のメリットは、いうまでもなく、温度や湿度に応じて機器を操作できることです。
室温が高い、または低い時にエアコンのスイッチを入れることができれば、それだけでも大変便利ですね。例えば、朝起きる1時間前くらいに室温が適温じゃないときだけエアコンを付けられれば、朝起きたときに暑すぎたり寒すぎたりせず、いい感じに1日をスタートできます。
また、帰宅時間が概ね一定している場合は、帰宅の1時間前くらいに室温に応じてエアコンを制御しておけば、帰宅時には室温が快適な状態になっているはずです。
また、スマートプラグも地味に便利です。エアコンをつけるまでもないけど、空気くらいは循環させたいときに、温湿度計と連動して換気扇をOn/Offさせるようにしたり、あるいは扇風機自体のタイマーでは対応できないようなタイミングでのOn/Offができます。これだけならTP-Link HS105でも可能ですが、SwitchBotスマートプラグには消費電力量を集計する機能があり、1日単位の消費電力量がわかるようになっています。電力を無駄遣いしないということを考える時に、機器がどれくらい電力を消費しているかがわかるのは結構大事な気がします。個人的には1時間単位の積算値が見れたり、データをCSV形式などでエクスポートできたりするとワットチェッカーの代わりにも使えて良さそうな気もしますが、それは製品の本来の目的とは違いますね。。。
そんなわけで、結果的に eRemote mini, TP-Link HS105 で行なっていたことはSwitchBotの製品ラインナップにすべて置き換えることになりました。
すべてをSwitchBotにまとめたときのメリットとは?
スマートホーム化するときにさまざまなベンダーのものを組み合わせても悪くはないのですが、SwitchiBotですべてをまとめると、つぎのような点がメリットになると思います。
- スマートフォンからの操作は1つのアプリから完結できる
- 機器同士の連携がとりやすい
これらはもちろん、他のスマートリモコンでも言えることですが、そこそこ妥当な価格の温湿度計で機器制御できるのは、メリットが大きいと思います。
例えば、温度制御は室温だけではなく、外気温も考慮に入れて制御したい場合があると思います。室温だけでエアコン制御していると、外気温が適温な状態に入ったときにエアコンを切ることができませんが、温湿度計を屋外にもつけておけば、エアコンが不要な状態になったら切るような制御もできます(ただしSwitchBot温湿度計は屋外での利用を想定していないと思うので、これは自己責任で風雨の影響を受けないように設置する必要がありますが)。
設置の注意点は?
SwitchBotスイッチはBluetoothLEでスマートフォンやSwitchBot Hubと通信しますが、出荷時設定ではSwitchBotスイッチの制御にパスワードが設定されておらず、だれでも操作可能な状態です。このため、設置したら最初にパスワードを設定して、自分以外が操作できないようにしておきます。
SwitchBotに限らず、スマートホーム系の機器は設定が甘いといろんな問題が起きますので、普段使いのスマートフォンとは別のデバイスにも操作用のアプリをインストールしてみて、第三者が操作可能な状態になっていないかどうかを確かめておくと安心です。