MacBookを買い替えるとしたらApple SiliconとInterl CPUのどちらにするかを改めて考える
2020/11/11にApple Silicon版のMacBook Pro/Airが発表されたので、手元のMacBook Pro Retina Late 2013の買い替えを考えた場合にどれが自分のニーズにマッチするかを改めて考えてみることにします。
外せない要件
メモリはできれば16GB欲しい。仮想マシンやDockerを利用する場合に8GBだと少し足りない。
ストレージは1TB欲しい。仮想マシンやDockerを利用すると、512GBでは絶対に足りない。
仮想マシンでLinuxやWindows 10 x64を動かしたいし、LinuxについてはDockerも利用したい。Windows 10が動かないとDelphiが動かない。Delphi は10.4以降でWindows 10 x64が開発環境実行時のサポートプラットフォームなので、これが動かないのは自分的には大変困る。
見通しが明るい要件
ParallelsはApple Siricon対応のParallels Desktopを開発中であることを表明している。(ただし、どのような仮想マシンを動作させられるかは不明)
MicrosoftはARM版Windows 10でx64アプリケーションの実行を今後サポート予定(現在はx86アプリケーションのみ対応)
見通しが不明な要件
仮想マシン基盤でWindows 10のx86やx64が動作するかどうかは現状不明。
ARM版Windows 10は一般販売されておらず、PCへのプレインストールだけの提供である。
現状で判断に影響しない要件
Apple SiriconのMacではiPad OS向けのアプリがそのまま実行できるらしいけど、Mac向けに提供するかどうかの判断はベンダー任せなので、使いたいアプリが提供されるとは限らないという噂。
これは正直、提供されようがされまいが、どちらでも構わない感じ。自分の場合はiPad, iPhoneを別途所有しているので、アプリはiPad, iPhoneで動かせば良い。
価格の比較
いずれもメモリ16GB、SSD 1TBの場合の価格。MacBook Air 13inch M1 の価格はなかなか魅力的。ししかし仮想マシン基盤やWindows 10の実行に難がある。
一方でMacBook Pro13inchの価格差は小さいため、MacBook Proを購入する前提の場合はIntel CPU一択で差し支えないし、整備済品で出物があれば価格差は逆転する可能性が高い。
モデル | 価格 |
---|---|
MacBook Air 13inch M1 | 169,800 |
MacBook Pro 13inch M1 | 194,800 |
MacBook Pro 13inch Intel | 208,800 |
現状の結論
現時点で直ちに買い換えるとしたらIntel CPU版のMacBook Pro 13inchを選ぶ。
今後の仮想マシン基盤でx64バイナリの実行がサポートされるか、またはARM版Windows 10が今よりも容易に利用できるような状況になったら、MacBook Air 13inchを選ぶ。
結局、今の時点の状況では、どちらにするかは決めきらない感じです。