携帯電話コンテンツをブロードバンドを通じて提供する「パケットゼロ」
- 自宅のブロードバンド回線に専用のアダプタを接続し
- 携帯電話の赤外線通信機能を使って
- 携帯電話に専用のアプリケーションをインストールして
- コンテンツを閲覧する
んだそうです。
正直なところ「バカくせえ」の一言かな。
ツッコミどころを一つづつ検証すると、「自宅のブロードバンド回線」にはすでにパソコンを接続していると思います。わざわざ携帯電話でやる理由は何でしょうか?
「携帯電話の赤外線通信機能」を使うということは、コンテンツダウンロードのために「専用のアダプタ」の前に行って操作することになります。場所にとらわれないのがモバイル機器のメリットなのに、これではあんまり意味がないですね。ノートパソコン+無線LANよりも使い勝手が落ちるかもしれない携帯電話アプリケーションって??
このシステムは「主なターゲットは1カ月のパケット通信料が2,000円〜3,000円程度の主婦や大学生、高校生」だそうですが、高校生や大学生が自宅のパケットゼロステーションの前でちまちまと携帯電話を操作している図など想像もできない。
しかも、いくつかの携帯電話向けコンテンツは、このシステムでは閲覧不可能です。
著作権等の縛りのあるデータを提供するサイトでは、接続元のIPアドレスが携帯電話キャリアのネットワークに含まれているかどうかをチェックしています(この目的はパソコンから携帯電話であると見せかけた接続が行われた場合に、これを拒絶することにあります)。従ってこのシステムではこのようなサーバには接続できないことになります。