pslaboが試したことの記録

はてなダイヤリーからはてなブログに引っ越してきました

この日記は現在実行中の減量記録を含む個人的なメモとして始めましたが、最近はコンピュータやガジェット、ハック、セキュリティネタのほうがメインになっております。

はてなダイヤリー時代はカテゴリ分けが適当だったのですが、これはそのうち直します。


OpenWRT を焼いた WZR-HP-AG300H の Web UI から間違って LEDE を書いて壊してしまったので復旧する

普段の拠点とは別の場所で運用中の WZR-HP-AG300H の LEDE を KRACKs 対策のために 17.01.04 に更新しようとして失敗しました。

対象の機材は OpenWRT で動いていたのに間違えて WebUI から LEDE を焼いてしまったのです。

すると、管理画面の UI では OpenWRT と表記されているのに system version は LEDE という謎のハイブリッド構成になってしまい、しかも ssh ログインが不能になってしまいました。

しかしなんとか復旧させることができたので、サマリをメモとして残します

復旧手順サマリ

  • 一旦は buffalo_to_ddwrt_webflash-MULTI.bin を tftp で焼く
  • DD-WRT化した機材のシェル上で mtd コマンドで LEDE のファームを焼く

この手順で復活させた理由

アップデート方法を間違えて OpenWRT + LEDE な謎構成になったのち、LEDE を tftp で焼こうとしても全く成功しない状況が続きました。焼いても焼いても、元の謎構成で起動してしまいます。

発生中の現象が謎すぎて対処方法が不明だったのですが、なんとなく「DD-WRTを焼きなおしてみよう」と思ってやってみたら DD-WRT は焼けました。

ならばと思って LEDE を tftp で焼く作業を再度行ってみたのですが、やはりうまくいかない。これもやはり何回繰り返しても DD-WRT が起動してしまいます。

tftp での挙動を見ると、ファームウェアは送信できているけど正しく切り替わらない感じでした。

そんな時にふと思い出したのですが、DD-WRT, OpenWRT, LEDE には mtd というコマンドがあって、これでシェル上からファームウェアを焼くことができます。

実行例としてはこんな感じ。

mtd -r write lede-17.01.4-ar71xx-generic-wzr-hp-ag300h-squashfs-sysupgrade.bin linux

この方法でやってみたら、無事に LEDE にすることができました。