GW-BH02U を Windows XP ServicePack 2 に新規に導入する場合、説明書の手順通りではうまく動作しないようです。
そこで試行錯誤の結果、一応の手順らしきものを見出すことが出来たので簡単にまとめます。ただし、私の環境ではすでに手順を再確認することができないので、この内容はすべての手順を正確に示したものではありません。この作業の趣旨や意味を理解できない方にはオススメできません。
- 添付のCD-ROMからソフトウェアをインストールしてはいけません。これをやるとうまく動作しないはずです。「自動起動」を有効にしている場合は CD-ROM を装着しただけでインストーラが起動しますから、確実にこれを終了させておきましょう。
- CD-ROM から data1.cab というファイルを探してください。これは「キャビネットファイル」というアーカイブで、Windows XP ならダブルクリックで中身を直接閲覧できます。このキャビネットに含まれるファイルをすべて任意の作業ディレクトリに展開してください。
- GW-BH02U を USB ポートに接続してください。
- デバイスの認識で「ディスクを使用してインストールする」旨のメッセージを選んで作業を進めます。
- 必要に応じて data1.cab を展開したディレクトリを指定して作業を進めます。
以上のような作業を行うことにより、製造・販売元が提供したドライバと、Windows XP SP2 の Bluetooth プロトコルスタックを組み合わせた環境を作ることができます。
私はこの方法で認識させた GW-BH02U を使って次のデバイスを使用しています。
携帯電話: NTTDoCoMo F900iT
PDA: palmOne Tungsten T3
マウス: RIX RX-BTM
この他に Jabra BT200 というヘッドセットもあるのですが、Windows XP SP2 標準のBluetoothプロトコルスタックでは HSP (ヘッドセットプロファイル)をサポートしていないので、残念ながら使えません。