どっかの番組でみた技術評論家と称する馬鹿
断片的にしか覚えていないのだが、こんなことを言っていたと思う。
「私は5月5日に福知山線を歩いて調べたが、ATSを新型に交換する工事がかなり進んでいた。こんなに簡単にできるんだったら、今年の6月予定とか言わずにどうしてもっと早くできなかったのか」
とね。
はあ、あんた馬鹿ですかと。
もしも自分が阪急電車で通勤していると仮定すれば、福知山線の事故で乗客が阪急電車に流れてくるのは大変不愉快である。早く福知山線が運行再開してほしいと思うだろう。
だからJR西日本が福知山線の早期運行再開を目指すのは当然のことである。
しかし北側大臣が「新型のATSを設置しなければ運行の再開を認めない」という発言をしたから、それに合わせて急ピッチで交換工事を進めてるだけでしょ。
仮にも専門家として語るのなら、これくらいのことはわかってるだろう? それとも技術評論家は技術的なことしか語れない専門馬鹿なんでしょうかと。
今回の事故は運転士としての適性を欠く乗務員と、その乗務員に対して適切な指導と適切な部署への配置を行うことができなかった会社側の両方に問題がある可能性が高いだろう。
車両を全自動で運行するのでない限り、最終的には組織と人の問題だ。安全装置はあくまでヒューマンエラーを未然に防ぐためのお守りなんだから。