イラク日本人人質解放される
事件から1週間での解放は意外に早かったという印象を受けます。
今回の事件は、それぞれの当事者にどのようなメリットがあったのでしょうか。実際の事情はよくわからないけど、勝手に考察してみます。
登場人物は「サラヤ・ムジャヒディン」「イラク聖職者協会」「イラク3人トリオ」「人質の家族たち」「自衛隊派遣に反対する各種団体」「日本政府」でしょうか。
「サラヤ・ムジャヒディン」は当初の要求は「自衛隊の撤退」であったハズです。しかし自衛隊は撤退していません。では彼らは何に満足して人質解放に至ったのでしょうか。なんともよく判りませんね。もしかしたら日本政府との間で身代金の受け渡しでもあったのでしょうか。
「イラク聖職者協会」はどうか。人質解放に積極的に関与して、イメージがよくなった?(そもそも聖職者協会のことを全然知らなかったので、ソモソモどんなイメージで見られていたのかワカラン)。
「イラク3人トリオ」は良くも悪くも有名になりました。日本人の中には彼らのことを快く思わない方もいます。今後の身の振り方には注意が必要かもしれませんね。しかし帰国してどこかの出版社と契約し、独占手記を書けば、その内容次第ではネガティブなイメージを払拭できるかもしれないし、もちろんそれなりに儲かるでしょう。
「人質の家族たち」については全然判断できません。しかしジャーナリストの方を除けば、戦争反対自衛隊撤退ボランティアマンセーという香りがプンプン漂ってきます。「サラヤ・ムジャヒディン」の要求と微妙にマッチするところが面白いですね。
「自衛隊派遣に反対する各種団体」は彼らの主張と「サラヤ・ムジャヒディン」の要求、「人質の家族達」の要望がマッチしますから、より声高に撤退を要求していたはずです。
「日本政府」はどうか。「サラヤ・ムジャヒディン」の要求に簡単に応じなかったという点は国際的に見ても良い評価を受けるかもしれませんね。