pslaboが試したことの記録

はてなダイヤリーからはてなブログに引っ越してきました

この日記は現在実行中の減量記録を含む個人的なメモとして始めましたが、最近はコンピュータやガジェット、ハック、セキュリティネタのほうがメインになっております。

はてなダイヤリー時代はカテゴリ分けが適当だったのですが、これはそのうち直します。


日本人人質未だに解放されず

この問題については、感情的な判断と理性的な判断を区別すべきであろう。

感情・心情的な側面からみれば、「政府の支援を受けることなくイラクに乗り込んでボランティア活動や取材活動を行っていた日本人が拘束されてかわいそう。はやく何とかしてあげて」というところでしょう。

でも理性的な側面から判断する限り、こんな気分にはなれない。

占領軍ですら毎日のように死者がでるような状況は、戦争が終結しているとはとても思えない。そんなところに素人が行ってどうすると?

自分達は軍人じゃない。丸腰だから殺されない。なんて甘えた考えをもっていたのなら、考えを改めるべきだろう。戦場での判断基準は「敵」か「味方」かの二者択一しかありえないんだから、そんな考えだと殺されても仕方がない。

その上で最悪の事態を想定してそのリスクを理解し、それでもイラクに行きたいのなら、すべて自己責任で行動してくれればそれでいい。

こんなことで家族が「自衛隊を一時撤退させてほしい」と言うのは心情的には理解できるけど理性面からは全く賛同できない。今の情勢でイラクに旅行にいくバカは居ないでしょ? いまのイラクが安全でないことくらいは誰でも理解できるはずなのにわざわざ行くんだから、何かの事件に巻き込まれてケガしたり死んだりする可能性は当然考えるでしょ? そんな寝言をいまさら言うくらいなら、初めから出国できないようにパスポートを取り上げて監禁しておきなさいって。

そもそも今回のような出来事は、自衛隊派遣を決定した時点で政府内では当然想定されていた出来事の一つに過ぎないでしょう。そんなことも想定していないのに派遣を決定されても、自衛隊の中の人も困るでしょう。


今回捕まった3人は、それぞれが「自分は正しいことをしている」と考えているでしょうけど、その結果が政府の中の人に余計な手間をかけさせているのだから、もし無事に解放されたら、そのために発生した費用をちゃんと働いて返してほしい。その費用は国家予算(つまり税金)から捻出されているのだ。政府が危ないと言っている場所にのこのこ出向いて間抜けにも捕まってしまう、そんな人たちの解放費用を負担するために税金を払っているつもりはない。