Windows Server 2016にcygwinとapt-cygをインストールするための覚え書き
Windows Server への Bash on Windows は当面来ないので、cygwin を使うことにする
将来的には Bash on Windows が来るんでしょうけど、現時点では来ていないので、やむを得ず cygwin を使うことにします。将来的な話は以下の記事に出ていますね。
さて、cygwin を使うなら、apt-cyg は必須だと私は考えているので、これも入れてしまいます。
このときの最低必要限の手順をメモとして残します。誰かが読むことを想定していないので、手順はざっくりと。
サマリ
- cygwin のインストーラをダウンロードして実行する
- インストールを漫然と進めるのではなく、git, wget のパッケージを追加インストールしておく
- qiita の下記記事に従って apt-cyg をセットアップする
だけど引用部分のコマンドは引用を2つに分けたほうがよいので、自分用のメモとして以下に引用しなおしておく。
#!/bin/sh # cygwinターミナルを開き、リポジトリをクローンする. # 公式は transcode-open だが、野良も含めて多数の fork あり. # 下記の「参考記事」に紹介されているので、お好みのリポジトリを選べば良い. git clone https://github.com/transcode-open/apt-cyg.git cd ~/apt-cyg/ # gitの改行コード設定を、Windows環境にあわせてCRLFにしている場合は, # 改行コードLFでapt-cygを再取得する. git config core.autocrlf input rm -f apt-cyg git reset --hard # apt-cygをPATH上に置く. install apt-cyg /usr/local/bin # 国内のcygwinリポジトリを登録する. apt-cyg -m ftp://ftp.iij.ad.jp/pub/cygwin/ update
#!/bin/sh # 以後は、バージョンアップのタイミングで下記を実行する. cd ~/apt-cyg/ git pull install apt-cyg /usr/local/bin
git, wget の指定方法
それぞれ、こんな感じで。
補足
Qiita の記事は apt-cyg の取得に git を使っているので git を事前にインストールしておきます。
また、apt-cyg 自体は wget または lynx を使ってファイル取得を行います。これをインストールしていないとファイル取得に失敗した上で 0 バイトのファイルが作られててしまいます。こうなると wget or lynx を正しくインストールしても apt-cyg が正常に動作しません。このようにやらかしてしまった場合は、Desktop に作成されているキャッシュ用のディレクトリを調べて 0 バイトのファイルを片っ端から削除します。