pslaboが試したことの記録

はてなダイヤリーからはてなブログに引っ越してきました

この日記は現在実行中の減量記録を含む個人的なメモとして始めましたが、最近はコンピュータやガジェット、ハック、セキュリティネタのほうがメインになっております。

はてなダイヤリー時代はカテゴリ分けが適当だったのですが、これはそのうち直します。


東海道・山陽新幹線のネット予約でスマートEXとEX予約のどちらに入会すべきかを考える

東海道・山陽新幹線をネット予約する場合の基本的な選択肢はスマートEXまたはEX予約だと思いますが、どちらもオンライン予約できて、乗車直前まで予約変更可能という点は共通です。しかし細かい内容が違います。

比較 スマートEX EX予約
年会費 不要 必要(1,100円)
運賃 通常料金-200円 EX予約会員向け価格
支払い 任意のクレジットカード 一部のクレジットカード
乗車方法 任意の交通系ICカード 乗車専用ICカード
ポイントプログラム なし ポイントに応じてグリーン車が利用可能(プラスEX会員は対象外)

年会費の有無と、運賃の差額分を考慮した場合に、利用頻度によってどちらを選ぶのが適当かを考えてみました。

どのサービスを選ぶべきか?

新幹線の年間乗車回数により、ちょうどよいサービスが違います。

年間乗車回数 選択すべきサービス 理由
東京-新大阪を往復6回以上利用 EX予約 ポイントプログラムでグリーン車に年1回乗車可能。年会費は指定のクレジットカード(年2,200円〜)+EX予約(年1,100円)
3回〜11回 EX予約(プラスEX会員) 既存のクレジットカードでEX予約会員登録でき、おトクな料金で乗車可能、年会費1,100円
1〜2回 スマートEX 年当たりの新幹線利用回数が1回以下の場合は年会費不要のスマートEX一択

スマートEXとEX予約の金額や差額(閑散期)は次のとおり。すべて東京駅からの乗車です。

行先 普通車自由席 普通車指定席 スマートEX EX予約 スマートEXとEX予約の差額
名古屋 10,560 11,100 10,900 10,310 590
京都 13,320 13,970 13,770 13,070 700
新大阪 13,870 14,520 14,320 13,620 700
博多 22,220 23,190 22,990 21,720 1,270

東京-名古屋の場合で590円なので、往復利用するなら1080円の差額。年会費のかからないスマートEXのほうが費用的にメリットがあります。新大阪や京都の往復を年1回利用するならEX予約(プラスEX会員)に切り替えたほうがメリットがあります。ただしEX予約は入会申し込みを行ってから乗車専用ICカードを受け取って利用可能になるまでのタイムラグがあるので、ある程度余裕を持って申し込む必要があります。入会して明日の予約をとりたい、というような差し迫った用途の場合はスマートEXしか選択肢がありません。

東京-新大阪の往復利用が年6回を超えるようなら、ポイントプログラムでたまるポイントで少なくとも年1回はのぞみのグリーン車を普通車指定席の料金で利用できます。ただしポイントはJR東海や西日本、一部のビューカードでEX予約で乗車する場合のみ溜まります。EX予約(プラス EX会員)やスマートEXは対象外なので、利用頻度が高い方は対象のクレジットカードを作ってEX予約に申し込みましょう。ポイントの利用については、グリーンプログラムで予約可能な残席がある場合に可能です。繁忙期は対象の残席がないこともありますが、それを除けば利用できるケースが多いと思います。 expy.jp

ちなみに、東京駅-博多駅区間を新幹線で移動する場合は、3往復半の利用でのぞみのグリーン車が普通車指定席料金で利用できるポイントが溜まります。この区間は飛行機を選ぶケースのほうが多いと思いますが、飛行機利用だと「羽田空港まで1時間、羽田空港で搭乗まで30分〜1時間、飛行機移動1時間30分、到着してから博多駅まで30分」という移動時間になりますので移動している感が強いと思います。細切れに分割された時間となるので、移動中に何かの作業をするとしたら、せいぜい、空港での搭乗まちと飛行機移動中くらいに限られます。しかし新幹線移動だと5時間というまとまった時間が取れるので、移動時間で浪費するというよりは、作業しながら移動という時間に当てられるので、案外ありです。