ユーザとしては、そりゃ端末購入価格が安いのはありがたいです。
でも一方で、
という意見もあります。
日本では,高機能な携帯電話機が1万円台後半〜3万円程度で購入できる。しかし,メーカーからの卸売り価格は5万円前後。事業者が販売代理店に与えるインセンティブのおかげで,ユーザーの購入価格がぐっと下がっているのだ。この構造が,携帯電話機の買い替え需要を喚起し,日本の携帯電話機を世界最高水準に発展させたのは間違いない。ところが,「今や携帯電話機販売の8〜9割は買い替え。1ユーザー当たり月間利用額も下がり続けている」(北氏)。買い替え比率の上昇と平均利用額の減少は今後も続く可能性が高いため,インセンティブをなくさなければ業界は利益を上げられなくなる。
卸売価格と実売価格の差を埋めるためにキャリアからインセンティブが出ていることは、IT業界の方ならだれでもご存知だと思いますが、そのインセンティブは月額基本料金や通話料の利益から補填されるわけじゃないですか。
煩雑に機種変更しない方は端末購入代金が高くても構わないから、月額基本料金や通話料を下げて欲しいと思うでしょうね。インセンティブを前提とした端末販売はそう遠くない時期に転換期を迎えるのでしょうか。
ちなみに
だそうですが、安い普及型を検討しているのなら、その中の1機種でもいいのでカメラ無し端末を作ってください。機密上の問題でカメラの持ち込みが禁止されている部署もあるのに、ほとんど全ての携帯電話がカメラ付きというのは非常に困ります。
安い普及型のFOMA端末の開発も検討し始めた。「これまでのFOMA端末は,機能を高めることを重視していた。当初は高機能性を求めるFOMAユーザーが多いと考えたからだ。すべての現行携帯電話ユーザーをFOMAに移行させるためには,機能をカットして安くした普及機が必要だろう」(津田副社長)。普及機の発売時期は述べなかった。
FOMAならUSIMカードをそのときに使いたい端末に挿せばいいので、普段はカメラ付き端末で、特別なときにはカメラ無し端末、というように使い分けるのが簡単ですから。