ESET Cyber Security の mac OS Big Sur 対応については、2020年後半に暫定版として V6.10.460.1 がリリースされてますが、完全対応版はどうやら2021年3月以降になるようです。
(※2021/02/28 追記: 2021/2/25 に個人向け製品の Big Sur 対応版がリリースされています。ただし日本語版はまだダウンロードできません。https://pslabo.hatenablog.com/entry/2021/02/27/175234 )
ESET 社のこちらのページによると、 support.eset.com
2021年1月時点では6.10.460.1 以降のスケジュールが以下のように公示されていました。Device control 以外の機能をサポートするバージョンが一旦リリースされたのち、全機能をサポートするバージョンがリリース予定、ということになっています。
ESET Product version | macOS 10.15 and earlier support | macOS Big Sur support | Release plan |
---|---|---|---|
Business - 6.10.460.1 Home - 6.10.460.1 |
Full support | Supported - missing features: |
Released |
6.10.y | Full support | Supported - missing features:
|
March 2021 |
6.10.z | Full support | Full support | March 2021 |
利用者としては安全側に倒すことを考えるなら、macOS Big Sur 完全対応版を待ったほうがよいのかもしれません。しかし、もうじき macOS Big Sur 11.2 も正式リリースされるという状況なので、部分対応とはいえ 6.10.460.1 との組み合わせで利用を始める、というのはアリかもしれません。ただし手元の環境では macOS Big Sur + ESET 6.10.460.1 の環境を再起動する際に50%くらいの確率で下記の issue が発生します。6.10.460.1 はそういうものだと割り切って利用する必要があります。
ちなみに ESET のライセンスは、デバイス数(1, 3, 5), 年数(1,3) の組み合わせから選べますが、デバイス数が2台以上になりそうなら、5台x3年の一択でよいのではと思います。ライセンスの購入方法はいろいろありますが、キヤノンITソリューションズのサイトは定価販売のため、新規ライセンス購入の場合はリセラーから購入したほうが安価に購入できます。たとえば Amazon ではダウンロード版が5台3年 = ¥7,800、1台1年 = ¥4,500 で購入できます。
既存ライセンスをお持ちは、キヤノンITソリューションズのサイトから延長ライセンスを購入するのが最も適切な購入方法ですし、サイトで更新する以外の手間は掛かりません。
ただし、リセラーの新規ライセンスがセール等で安価になっている場合もありますので、そのような場合は価格面だけを考えれば新規ライセンスを購入したくなります。ただし Amazon のサイトには次の注意書きがありますので、購入したライセンスのユーザー登録は、既存ライセンスの残存期間が終了するタイミングで行うことが必要ですし、これによりアクティベーションキーが変わるならば、アクティベーションキーを各デバイスに再設定する必要があるので、その手間が価格差に値するかどうかを考えて購入方法を決めるのが良さそうです。
●新規(有効期限切れ)購入の方…購入後、画面に表示される案内/通知に従い利用開始登録へ進んでください。有効期間の開始日は、購入日ではなく利用登録日です。
●継続(更新)購入の方…現在ESET製品をご利用の方が、延長目的で購入する場合は再度新規ユーザー登録が必要です。再度新規ユーザー登録をした場合、現在ご利用中の残存期間は無効になりますので、有効期限が迫ったのちに利用登録されることをおすすめします。