一組のキーボードとマウスでデスクトップPCとMacBookを操作するためにUSB2BT ADU2B02Pを試す
普段の作業ではデスクトップPCとMacBook Proを併用しているのですが、デスクトップPCのキーボードとマウスでそのままMacBook Proも操作できたら便利だなあと思い、USB2BT ADU2B02Pを試してみることにしました。
USB2BTシリーズには、接続先切替機能のない旧モデルADU2B01Pもありますが、今回試しているのは旧モデルではありません。
USB2BT ADU2B02Pの特徴
旧モデル同様に、キーボードやマウスなどの入力用デバイスをBluetoothで任意のPCやスマートフォン、タブレットに接続できるようにする変換アダプタです
旧モデルとは違い、3台までのデバイスに接続できるようになっています。
USBパススルーなどの接続形態もサポートしているため、デスクトップPCに接続していたキーボードやマウスにこれをつけるだけで別のPCやスマートフォン、タブレットも操作できるようになります。
どういう方に向くツールか?
間違いなく向いているのはこういう方向けです。
iOS, iPadOS アプリ開発のためにMacBookも使っている開発者
デスクトップPCをメインで使っているけど開発用にMacBookも使っているようなケースでは、iOS, iPadOS向けの作業を行うためにデスクトップ用キーボードから手を離してMacBookに向かうのは案外めんどくさいと思います。
でも、USB2BT ADU2B02P を使えば、普段使っているデスクトップ用キーボードとマウスでMacBookが操作できるようになります。
また、作成したiOS/iPadOSのテストのために文字入力を行う際にも、そのままUSB2BT ADU2B02Pが使えます。
実際の使用感
とりあえず、USBハブ経由でキーボードとトラックボールを接続した上で、MacBook, iPhone8plus (iOS13)、iPad Pro 12.9 (iPadOS 13)の3つに接続してみました。
軽く試した範囲では、大きな問題なくMacBook, iPhone8plus, iPad Pro 12.9 を操作できました。
ただしキーボードの切替(英数、日本語)のような操作がそれぞれのOSでサポートされる方法が違うので、そこは慣れが必要な感じです。
USB2BT ADU2B02P を使わない場合の解決方法
既存のキーボードやマウスをBluetoothで他デバイスに接続することが目的なら、他の解決策はあんまりなさそうです。Raspberry Pi Zero W をUSB-Bluetooth変換ブリッジにするという方法も一応あるようですが、日本語で見つけた情報はキーボードまたはマウスのどちらかをBluetoothで他デバイスに接続する、という話だったので、キーボートとマウスの両方をサポートできるかどうかは不明です。
WindowsとMacBookでのキーボード共有だけができれば良いなら、英語キーボードをお使いの方はhttps://symless.com/synergyが使えると思います。日本語キーボードだといろいろ行き届かない部分が多いので、いまいち使えないかもしれません。
あるいは、J5 create の Wormhole Switchという選択肢もあります。